【企業選び その②】大企業狙いは必ずしも正解?【大企業のデメリット】
大企業に勤めて感じるデメリット
前回の記事(その①)で大企業のメリットを書きました。
大企業にはそれなりのメリットがありますが、反対に大企業であるが故のデメリットもあります。
この記事では、大企業で働いて感じるデメリットを書いていきます。
あくまで私の主観で書いていきますが、事実です。
よければ企業を選ぶ際の参考にしてください。
部署間の壁がある
大企業はそれぞれの部署がきっちりと出来上がっており、その役割も明確です。
そしてそれぞれの部署にはボスがいて、目標や成績があったりします。
さらに所属する人数が多いので、部署が違うとなんとも違う会社のような雰囲気さえ感じます。
なので違う部署に仕事を依頼する時などに「それはうちの仕事じゃない」と言われたり、「まず上司に話を通してきて」などと言われることがあります。
上司との関係が希薄になってしまうことがある
同じ部署でも所属する人数が多いと、上司は遠い存在になります。
上司とはめったに顔を合わせることがない、話すのは忘年会の時くらい…なんてこともあります。
私の所属する部署では、以前まで部の所属人数が1000人を超えていました。
事実、普段部長と会うことは滅多にありませんでしたし、話す機会はホントに忘年会の時くらいでした。
(今は部署が分裂して、所属人数は300人ほどになってます)
承認ルートが長い
これは業種にもよるかもしれませんが、私の会社では何をするにしても自分の職場のリーダーや関係する部署の承認が必要です。
書類にハンコが3つ、多いときで5つくらい貰わないといけないこともありました。
書類を確認してもらっている間に修正が発生した時などは最悪です。
申請がなかなか通らず、仕事が進まない…なんてこともあります。
ルールが多い
これも業種によるかもしれませんが、社員数が多いので、人を纏める為にとてもルールが多いです。
細かい内容までルールとして定められていて、資料がたくさんです。
仕事をやり易くする為にルールを変更しようとすると、また面倒な手続きが発生し、余計な仕事をする羽目になることもあります。
また大企業はメディアから注目されている為、いわゆる「コンプライアンス」に厳しいです。
(これは悪いことではありませんが)
気を抜くと会社の歯車の一つになる
大企業には沢山の優秀な人がいます。
メインの仕事以外に発生する、余計な手続き系の仕事ばかりをやっていると仕事で埋もれていきます。
そうするとメインの仕事で輝けず、ただ会社の構成員になってしまうような感覚に見舞われることもあります。
大企業だからそう、という訳では無いかもしれません。
しかし大企業では自由に動きにくい縛りがあるので、決まりごとの中で動く歯車の一つとなってしまいやすい気がします。
自分の部署の仕事しかできない
当然かもしれないが、自分の部署の仕事しかできません。
大企業は人が多く、部署の担当業務がきっちりしているので、担当の仕事以外は学ぶことが難しいです。
自分の専門しか能力アップしていかない気になります。(事実そうだと思います)
自分が企業を育てるという感覚を得にくい
大企業は既に成熟していることが多い為、業務を通して「自分がこの会社を成長させている!」という感覚にはなかなかなりません。
(もっと悪い言い方をすれば、「常に自分の代わりは居る」という感覚になります…)
会社と一緒に成長していく…と感じたい人、それをやりがいと感じるタイプの人には物足りなく感じるでしょう。
全ての人が大企業に行けば幸せという訳ではない
ここまで2つ記事で、大企業で働いて感じるメリットとデメリットを書いてきました。
大企業で働きたい!という方も多くいると思いますが、私は上記の通りデメリットもあると思っています。
スピード感のある仕事に憧れている人
幅広く仕事をしたい、学びたい人
企業を成長させる事をやりがいとしたい人
このような人は、大企業以外にも目を向けて企業選びをしてみては如何でしょうか。
それでは、また別の記事で会いましょう。
ありがとうございました。