就活で趣味を聞かれたら、何を答えても大丈夫なのか
就活で趣味を聞かれた時、何と答えたらいいのか迷う事ありませんか?
自由に書いてしまって大丈夫なのか、それとも変わった趣味を書いたら印象が悪くなったりしないか、など。
深く勘ぐってしまって、なかなか答えが纏まらない人もいると思いますし、そもそもあんまり人に言えるような趣味が無いという人もいるかもしれません。
今回は、就活でよく質問される「趣味」について書きたいと思います。
就活で趣味を聞かれたら、何を答えても大丈夫なのか
結論から言うと、「基本的に何と答えても大丈夫」です。
ただしギャンブルとか、一般的に良い印象を与えない事が明らかな趣味は止めとくべきです。
趣味を聞くことの意味から考えてみる
なぜどんな趣味でも大丈夫なのかを考えるにあたって、趣味を聞くことで会社側はどんな意図があるのか、を想像してみます。
僕は最低でも以下の4つの意図があると思います。
・話題の一つとして、話のきっかけにしたい
・人となりを知る手がかりにしたい
・プライベートでも何かを感じて(考えて)、好奇心を絶やさずに生活しているか
・自分の得意な(好きな)分野を分かりやすく説明することが出来るか
ではそれぞれを掘り下げてみます。
話題の一つとして、話のきっかけにしたい
これは想像がつきますよね。
学生側の得意な(好きな)分野について質問することで、面接時の会話のキッカケにしたり、雰囲気づくりをすることができます。
人となりを知る手がかりにしたい
これも何となく想像つきますね。
例えばPC関連の趣味を持っていたら、IT系の情報収集とか得意なのかな?と想像できますし、みんなとワイワイやる趣味なら、社交派タイプかな?と想像できます。
こういった意図だと、社風に合わないタイプの趣味を答えるとダメなのでは?と思うかもしれません。
しかし僕は社風に合っていない趣味を持ってたから不合格になる…という事は無いと思ってます。
趣味は確かに人となりを知るためのツールになると思いますが、それが合否を左右する直接原因にはならないと思います。あくまで補足情報ですね。
プライベートでも何かを感じて(考えて)、好奇心を絶やさずに生活しているか
これは僕の個人的考えかもしれませんが、仕事をバリバリやってる人は、プライベートでも何かしら好奇心をもってアクティブに行動しています。
普段から学ぶ姿勢だったり、工夫する姿勢を絶やさない人は、仕事でも同様のパフォーマンスを発揮している場合が多いです。
逆もしかりです。趣味を聞かれて、何となく○○を続けてます…で終わる人は、仕事のパフォーマンスもそんなに高くなさそうに感じてしまいます。
趣味より仕事の方がテンション上がらないという人が殆どだと思います。
採用担当からすると、趣味ですら好奇心、向上心を持って取り組んでいない人が、仕事に対して情熱を注げるんだろうか…と不安ですよね。
自分の趣味に対して好奇心、向上心を持って取り組めているアピールは出来た方がいいです。
自分の得意な(好きな)分野について、分かりやすく説明することが出来るか
誰でも自分が趣味として好きな分野はそこそこ詳しいはずです。
自分が分かっている分野のことを、赤の他人に分かりやすく説明できるかどうか確認したいという意図もあります。
自己PRやガクチカ等と比べて、趣味についての詳細回答(文章)を準備する人も少ないと思いますので、素の説明力(会話力ともいえる)を観察することが出来ます。
なので自分の趣味について分かりやすく理路整然と説明する力が求められる、という事ですね。
以上の4つの質問意図について、趣味の内容自体はそんなに問題になりませんよね。
学生の人となりが社風に合うかどうかを見ているのだとしても、それはあくまで補足情報であって趣味のせいで合否が変わることは無いはずです。
ですので、繰り返しになりますが、趣味は基本的には何を書いても良いです。
ESで趣味はどんな風に書けばいいのか
まず自分の好きな趣味を端的に説明します。
次に詳細を書く欄が無ければ、趣味を書いた後に補足説明を簡単に書きましょう。
どのように取り組んできたか、どんな魅力があると感じているのか等を短い文章で書きます。
例えば、以下のような書き方をします。
「私の趣味はランニングです。ランニングをすると心を洗ったようにすっきりし、他のことに取り組む意欲も増します。前回初めてランニング仲間と地元のフルマラソン大会に参加して完走することが出来ました。」 (95文字)
その他に準備しておく(考えておく)べきこと
また先ほど述べた4つの質問意図を満足できるように、趣味のことを面接官が聞いてきた時に理路整然と答えられるように以下の内容を自分の中に準備しておきましょう。
・その趣味の魅力はなにか
・具体的にどんなことをしているか
(また述べられる成果があるのであれば、そのエピソードも準備しておきましょう)
・その趣味からどんな事を感じてる?学んでる?
(より工夫している点等があれば、答えられるように準備しておきましょう)
自己PRやガクチカと合わせるのも一つの手
自己PRやガクチカと内容を合わせることが出来ると、お互いの回答内容の説得力が増します。
必須ではないですが、小さなテクニックとして覚えておくとよいでしょう。
趣味は何も書かなくてもいいのか?
とはいえ、趣味って呼べるほどのものは何もやってないという人もいるでしょう。
趣味の内容は重要視されないというのであれば、「特になし」と書きたい人もいると思います。
ですが特になしと回答するのは避けた方がいいと思います。
なぜなら、プライベートでも好奇心をもってアクティブに行動していない という風に受け取られかねないからです。
趣味は一つのアピールポイントでもありますから、なるべく何か書いて答えられるようにしましょう。
もしくは趣味と呼べるものが無い理由を理路整然と答えられるのであれば、「特になし」と回答するのもアリかもしれません。
例えばほんの一例ですが、次のような説明が出来るであれば、特になしという回答もアリかもしれません。
「趣味は特にありません。”自分の短所”の記入欄にも記載した通り、私は好きなことに熱中しすぎてしまう所があります。以前は本をよく読んでいましたが、読書にどうしても時間を取りすぎてしまい、やるべき課題がなかなか進まない事が度々ありました。なので現在は読書も控えております。今後ほどよく熱中できる趣味を探していきたいと考えています。