就活アレコレ!

私が就職活動を行っていた時に感じたことや、社会人になってから分かったこと等を記事にします。

【名刺は必要か】説明会ってどう見てまわるのが正解? その④

会社説明会で名刺は必要?

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会社説明会で就活生が名刺を持つべきかどうか、という議論は意見が分かれるところだと思います。

 

持つべき、持たざるべき、両意見あると思いますが、私は「会社説明会で(就職活動全体を通しても)名刺は必要ではない」と考えています。

 

実際、私も就職活動において名刺は使いませんでした。

 

今回は会社説明会での名刺の要否について、少し掘り下げる記事にしたいと思います。

 

どのくらいの就活生が名刺を作っているのか

 

就活生で名刺を必要とする場面に出会ったことのある人は約30%だそうです。

 

就活で「名刺を必要とする場面」とはどのような場面でしょうか…

 

おそらく企業側の人が名刺を差し出してくれた時、または学生同士で就活について話をしていて相手が名刺を出してきた時…

 

もしくは、相手に自分の名前を伝えようとしたときでしょうか。

 

名刺を渡した方が、就活が有利に働くだろうという心理が働くため、就活生が名刺を作るのでしょう。(有利にならないなら、わざわざ作りませんよね笑)

 

名刺を受け取った企業側はどのように感じるか

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では学生から名刺をもらった企業側は、どのように感じるでしょうか。

 

多くの社会人は、取引先などから名刺をもらうと、専用のファイルなどに名刺を入れて保管します。

 

今後の連絡を取りたい時に直ぐに連絡先を知るためです。

 

では大学生からもらった名刺も同じように保管するでしょうか。

 

私はしないと思います。

 

なぜなら今後その名刺を見直すことがないからです。

 

採用活動で学生からもらう名刺は、業務上の今後の繋がりとは毛色の異なるものですし、こちらから採用業務で連絡する事もないでしょう。(連絡する場合は正式なルート〈窓口〉から連絡が来るはずです)

 

なので、業務上必要な名刺と一緒に保管するとゴチャゴチャになってしまいます。

 

かと言って、貰った名刺をすぐに捨ててしまうのも気が引けるものです。

 

だから採用活動が終わるまでは、就活生からもらった名刺を別に取っておくことになります。

 

担当者にもよると思いますが、つまりは学生から名刺をもらうと処理に困るのです。

 

それでも就活生が名刺を作る本当のメリット

名前を憶えてもらうことではない…

 

それでも就活生が名刺を作るメリットとは何でしょうか。

 

前述したように、採用担当に「名前を憶えてもらう」ためでしょうか。

 

そうだとしたら少し考えて貰いたいのですが、あなたが採用担当だった場合、名刺を渡してきたというだけでその学生を優遇しますか?

 

上司になぜその学生を選んだのか聞かれた時に、あなたは「名刺を渡してきた」ことを理由としますか?

 

私なら名刺を渡してくれた名前だけでは、その学生を優遇することはありません。

 

(少し極端な例ですが、ビジネスで名刺を渡してきた会社をそれだけで優遇するかと聞かれたら、Noでしょう?笑)

 

積極性のアピールに繋げることができる

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こちらが名刺を渡せば、おそらく相手も名刺をくれるでしょう。

 

貰った名刺には電話番号やメールアドレスが書いてあるので、後日お礼や追加の質問をすることができます。

 

するとそこから採用担当者と繋がりができ、名前を憶えてもらうだけではなく、「御社に興味があるのです」というアピールをすることができますよね。

 

これが本当のメリットではないでしょうか。

 

名前を憶えてもらうのではなく、電話やメールのやり取りを通して、積極性を認めてもらうことができる(かもしれない)という事が、名刺を交換する真の目的なのだと思います。

 

名刺を配らなくても積極性はアピールできる

では、積極性のアピールは名刺を交換しなくてはならないのか、というとそうでもありません。

 

名刺がなくても採用担当と電話やメールのやり取りが出来れば、積極性のアピールに繋げることはできます。

 

親切な企業であれば、説明会中に追加の質問先を教えてくれるところもあるでしょう。

 

そうでなくても、例えば説明会の後で、採用担当に直接「今日はありがとうございました」とまず口頭で伝えます。

 

それから、「今後御社の企業研究を進める中で、また質問したいことが出てくると思うので、その時に連絡できる窓口があれば教えてほしい」という旨を伝えればいいのです。

 

すると何かしらの連絡先を教えてくれると思います。

 

そこを窓口を通してお礼や追加の質問をして、あなたの積極性を伝えていけばよいのです。

 

「名刺交換」というものに囚われるのではなく、なぜ名刺を作るのかを考えてみると、私は上記のように思います。。。

 

結論:会社説明会(就活全般)において、名刺は作る必要がない

 

繰り返しになりますが、

 

名刺を作る意味は名前を憶えてもらうことではなく、そこから企業と連絡をとり、あなたの積極性を認めてもらうことが目的のはずです。

 

連絡先を得るには、必ずしも名刺交換をする必要はありません。

 

逆に名刺を受け取った企業側は処理に困ることもありますし、名刺作成費用もかかります。

 

なので就活において、名刺の作成は必要ないと考えます。

 

それでは、また他の記事でお会いしましょう。

 

ありがとうございました。