就活アレコレ!

私が就職活動を行っていた時に感じたことや、社会人になってから分かったこと等を記事にします。

【企業選び その①】大企業狙いは必ずしも正解?【大企業のメリット】

就活生は大企業を狙うべきなのか

 

就職活動で企業選びをする際に、気になる業界で真っ先に名前を思いつくのは、だいたい大企業だと思います。

 

そのまま大企業にエントリーする人もいれば、大企業を避けて企業選びをする人もいるでしょう。

 

私が就職活動をしている時は大企業しか会社を知らなかったので(業界研究をサボっていた)、大企業ばかりを受験し、何とか就職することが出来ました。

 

今回は私が実際に勤めてきた実体験から、企業選びで大企業を選択することのメリットとデメリットを紹介しつつ、大企業を狙うべきか否かについて書こうと思います。

 

2つの記事に分けて、その①で「大企業のメリット」、その②で「大企業のデメリット」を書きたいと思います。

 

結論から言うと私の考えは、次のような人は大企業を狙わない方がいい(大企業は合わない)です。

 

 スピード感のある仕事に憧れている人

 幅広く仕事をしたい、学びたい人

 企業成長させる事やりがいとしたい

 

大企業の定義

 

f:id:Atsushi-Shukatsu:20200115200716j:plain

 

業種によって大企業、中小企業の定義は異なりますが、大体以下が大企業と呼ばれる基準となります。

中小企業基本法2条より)

 

資本金が3億越え

従業員数が300人越え

 

従業員300人でも中小企業と呼ぶんですね。

 

企業選びで大企業を選択するメリット

 

私がそれなりの大企業に就職してみて、概ね次のようなメリットを感じています。

 

 安定している

 色んな人と接することができる

 教育体制が整っている

 福利厚生がしっかりしている

 

それぞれ簡単に掘り下げていきたいと思います。

 

安定している

f:id:Atsushi-Shukatsu:20200115200736j:plain

 

大企業は安定しているとよく言われます。

 

多分みんなが言っている「安定」とは、以下のようなことでしょう。

 

 会社自体が潰れにくい

 給料の浮き沈みが少ない

 クビになりにくい 

 

確かに大企業は資金力を持っているので、会社自体が簡単に潰れて無くなってしまうという事は少ないと思います。

 

無くなると社会に影響が大きい大企業は、他の会社や国が何らかの形で支援することもあります。

 

しかし給料の浮き沈みについてはその会社がどのような事業展開をしているかによると思います。

 

例えば幅広く事業を展開している会社の場合、一つの事業がダメになっても他の事業でカバーできるでしょう。

 

しかし少ない事業展開で分野のトップになっているような会社では、その分野の状態がボーナスにダイレクトに影響すると思います。

 

その分野が盛り上がってくれば、ボーナスも大きく跳ね上がり、分野が下火になればボーナスも減ることになります。

 

クビについても同様で、その会社の得意分野が下火になると人員削減として、希望退職者を募ることになります。

(強制的な”クビ”ではありませんが)

 

ということで大企業は、「会社が潰れて無くなるかどうか」という視点で見れば安定していると言えます。

 

色んな人と接することができる

大企業にはたくさんの社員がいます。

 

とても優秀な人もいれば、周りから疎ましく思われている人もいます。

 

優秀な人から仕事のノウハウや考え方を学習し、そうでない人を反面教師にして、自分を成長させていく…そんなお手本となる人が沢山いるのはメリットの一つだと感じます。

 

社員の教育体制が整っている

f:id:Atsushi-Shukatsu:20200115200805j:plain

 

大企業は社員の教育体制が整っている場合が多いです。

 

色んな種類の研修に参加することができたり、新しい知識を習得する為に出張に行けたりします。

 

英会話教室にお金の補助が出る会社もあります。

 

一方でこれはデメリットにもなり得ます。

 

例えば、私が勤めている会社では、新人教育の時間が長すぎて通常業務が滞ってしまったり、新人教育にたくさんの人(上司や先輩)が関わりすぎて教育に関する社内コストが凄いことになっていたり…

 

 教育に力を入れすぎでは…?と感じることもあります。

 

福利厚生がしっかりしている

福利厚生にもいろいろありますが、大企業だと独身寮や結婚後に入ることができる社宅が完備されていることが多いです。

 

またその会社の関連製品を安く買う制度や、出張時以外にも使えるホテルの割引があったりします。

 

その他にも結婚、出産祝いが組合からもらえたり、産休、育休、有給が多かったり、交通費の補助が出たり…といった感じでしょうか。

 

事業の規模が大きい

会社の分野にもよると思いますが、大企業は事業の規模が基本的に大きいです。

 

私の勤務先のような製造業だと、作っている製品が数億円という事はザラですし、世界中のパートナーと共に仕事をすることもあります。

 

自分の携わる仕事がニュースで取り上げられたり、製品やサービスが世界中で利用されているという事も珍しくありません。

 

規模が大きい=やりがい ではありませんが、規模の大きな仕事にやりがいや魅力を感じる人もいると思います。

 

一方でそれは仕事でのミスやトラブルの損失額が大きいという事にも繋がります。

 

私は以前、13億円強の装置の運用を担当していたことがありましたが、その装置がトラブルを起こし壊れてしまった時の修理費は3千万でした。。。

 

修理している間は当然その装置を使うことができませんので、使えない損失を加味すると被害は6千万円を超えていたと思います()

 

というわけで、今回はその①として「大企業のメリット」(少しデメリットが混じっていますが)を書いていきました。 

 

こうして書くと、大企業には資金力を武器にしたメリットが多くあると感じますね。

 

皆さんはどう感じましたか? 大企業が魅力的に感じたでしょうか。

 

余談ですが、人によっては「会社のネームバリュー」という武器も手に入れることができます。

 

例えば電通任天堂など誰でも知っている会社に勤めていると、人によってはそれだけでステータスになるかもしれません。

 

ステータスとまでは行かなくても、会話のきっかけにしたりすることができますよね。

 

【企業選び その②】では私が勤めてきて感じている「大企業のデメリット」を書きたいと思います。

 

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

 

ありがとうございました。