自己PRで「協調性」をアピールする時のコツ
部活とかバイトをやっている人は、自己PRに「協調性」をアピールしたい人もいると思います。
例えばリーダーシップは部長やリーダーをやっていないと説得力に欠けてしまうかもしれませんが、協調性という書き方をすれば、メンバーの一員としてアピールすることができそうですよね。
今回はそんな自己PRで「協調性」をアピールしたい人に向けた記事です。
自己PRで「協調性」をアピールする時のコツ
結論から言うと、協調性をアピールするコツは「仲間と協力して、チームをゴール(成果)まで持っていく能力」をアピールすることです。
会社で仕事をする上での協調性とは、単に空気を読んでチームの和を乱さない、みんなと仲良くやっていくという事だけではありません。
チームの活動をちゃんとゴールまで持って行き、成果を上げるという事です。
(会社では何も成果が上がらない活動はNGですから。。。)
ゴールするまでにチームの一員として「どんな工夫をしていたか」を説明するのが鍵
単に協調性と言っても、具体的には色んな要素がありますよね。
自己PRで「協調性」をアピールするには、チームで何か成果を上げるにあたって、ただ空気を読みつつ流れに身を任せたのではなく、自分なりの工夫を説明する必要があります。
チームで成果を上げるために、自分は具体的にどんな工夫をしたのかを答えられるようにしておきましょう。
例えば、自分の意見をしっかり持ち、かつそれを他のメンバーに押し付けるのではなく、チームとしてみんなが納得できるまで話し合いをするようにしたとか。
他のメンバーとの意思疎通に齟齬が出ないように、密にコミュニケーションを取るように心掛けたとか。
リーダーの考えを正確に理解して、その考えをみんなが納得できるようにかみ砕いて説明する役をしていたとか。
自分なりに工夫をして、その結果チーム全体が良い方向に進んで成果が出た、という風に説明を組み立てましょう。
どのように考えてその工夫をしたのか
自分なりの工夫を入れる際は、「どのように考えてその工夫をしたのか」も答えられるようにしておかなくてはなりません。
「私は協調性があります」だけではアピールとして不十分ですので、自分にとっての「協調性」とは何か、どう考えてチーム内で行動していたのかを頭の中で考えておき、面接などでは必要があります。
チーム内で主体的に行動した、という旨を伝えることが出来るように、しっかり内容を組み立てておく必要があります。
自己PRを書く時の流れ
ここまでは「協調性」をアピールする際のコツを説明しました。
ここからは実際に自己PRをESで書く、または面接で説明するときの基本的な流れを簡単に説明します。
自己PRは大まかに次のようなフローになります。
(協調性に限定される内容ではありませんが、協調性を例に説明します)
①まずは「協調性を持っている」と自己PRの内容を結論として最初説明する
②次に「以前チームでこんな活動をしていました」というエピソードを説明する
③その時、チームとしてこんな問題がありましたが、私はどのように考えて、こういった工夫をしていました、というアピールをする
④次にその結果、チームとしてこんな成果を出すことが出来ましたと、いう活動の結果を説明する
⑤最後にこの活動で行った工夫は、社会人になっても活かすことが出来ます、というアピールをする
この点を踏まえて、例文を一つ記載します。
私の強みは協調性であり、チームメンバー同士の考えを相手に正確に伝えて、人間関係を円滑に進められます。
大学のゼミではキャラクターの異なる人が集まり、ゼミ内で派閥のように集団が分かれていた為、それぞれ相容れない様子で対立し、議論の結論がなかなか出ないこともありました。
私はお互いの考えを上手く伝えられていない事がこの対立の原因だと考え、2つの集団の緩衝材として、お互いの考えていることをかみ砕いて相手に伝える役割を担いました。その結果、次第にみんな打ち解けるようになり、派閥も消えてゼミ内での交流がとても盛んになりました。
貴社でも、社内はもちろん、他社との橋渡しができる存在になり、活躍を目指します。
上記の例文は先ほど示した①~⑤の要素が全て含まれていますね。
チームメンバー同士が円滑な人間関係を築けるように手助けをする役割を担えるというアピールですね。
これも立派な協調性だと思います。
協調性をアピールする場合は、自分が行った工夫=チーム内での自分の役割となるはずですので、そこがちゃんとわかるように記載しましょう。
さて、今回は自己PRとして協調性をアピールするコツ、そして自己PRを実際にする時の流れをお話ししました。
少しでも参考になれば幸いです。 それではまた、他の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。