【質問はするべきなのか】説明会ってどう見てまわるのが正解? その③
会社説明会に行く機会が増えてきたけど、どうやって見て回ったら良いのか分からない、そんな人の為の記事第3弾です。
今回は説明会の時って積極的に質問すべきなのか?
質問しないとダメなの? という事をテーマにしたいと思います。
結論から言うと、質問はした方がいい。でも何でもすりゃあ良いってもんじゃない。
質問をすることの意味って?
具体的な仕事の内容をイメージする
当然ですけど質問って分からいことを分かるようにする行為ですよね。
説明会に行って何を分かるようになって帰りたいかっていうと…
「自分がやりたい仕事のイメージをつかむ」って事ではないでしょうか
なぜならイメージが湧いていないと、自分にとってその会社(業界、仕事内容)が向いているかどうか分からないからです。
また、もし仮に運良く会社には入れても想像すらしていない仕事内容だったら、なんか違うなーとなったら後悔するでしょう。
採用担当者に顔を覚えてもらう
積極性をアピールすることで、運が良ければ採用担当者に顔を覚えてもらえる可能性もあります。
説明会に来る担当者は学生と年齢が近い若手が来ることも多いので、本採用の人事権は持ってないと思います。
しかし例えば書類審査などの1次試験くらいは通過させる権限を持っていたりします。
逆に質問をするデメリットは?
ここまでは質問をすることの意味(メリット)を書きました。
では逆に質問をすることでデメリットになることはないのか?という事を考えてみます。
説明会の場がシラケてしまう可能性あり
例えば、あまり周りの学生や会社の人がイメージしていることとは違う「本質ではないこと」をあなたが長々と質問したらどうなるでしょうか。
おそらくその場がシラケてしまうというか、「え?それ今聞くこと?」というような雰囲気になってしまうと思います。
説明会中の質問時間は限られていますから、どうでもいい質問をすると他の学生が聞きたかったことが聞けなくなるかもしれません。
会社の人は快く答えてくれるでしょうが、周りの人は「え?…」というリアクションになるかもしれません。
また会社の人の説明をよく聞いて質問しないと、「この学生はちゃんと説明を聞いてたかな?」と会社側に思われてしまう事も…あるかもしれません。
説明会の進行を妨げてしまう可能性あり
たくさん質問したらその分ポイントアップすると勘違いしている学生もいると思います。
私も最初はそんな考えがあったかもしれません。。。
ですが沢山質問しすぎるのも考え物です。
他の学生にとっても有益だと思う質問ならどんどんしたらいいと思いますが、そこまで重要でない質問を何回も一人の学生がすると、会社側も「あ、この学生は質問すること自体が目的になってるな」と気づきます。
そうなると会社からは良いイメージを持たれないでしょう。
少なくとも私が自社の採用担当であれば、そのような学生に良いイメージは持ちません。
あなたが採用担当だったどう思いますか?
どんな質問をすればいいの?
では、どんな質問をすればいいのかというと…
簡単に言うと、「その会社の具体的な仕事内容をイメージするための質問」ではないでしょうか。
具体的な質問内容は受ける説明会によって異なると思うので例を挙げるのは難しいですが、あなたが「新入社員になったときにどんな仕事が待っているのか」をイメージすると質問が湧いてくるんじゃないかと思います。
新入社員は明日からの仕事内容が気になるでしょ?(笑)
避けるべき質問は?
逆に避けるべき質問について考えてみます。
避けるべきというのは無いかもしれませんが、無意味な質問をすると会社の人にも良い印象は与えない可能性があります。
なので私が無意味かなと思う質問をいくつか挙げると、例えば以下があるかなと思います。
サークル活動についての質問
私が就活生の時は、サークル活動についての質問をする学生をよく見かけました。
別にサークルについて聞いたらダメって訳ではないですが、仕事と全く関係ないですよね(笑)
サークルで会社を選ぶんでしょうか。
入りたいサークルが会社になければ、近くの社会人サークルを探せばいいんですから、説明会で聞く意味はないと思います。
有給の取りやすさ
有給取得率などが気になるのは理解できます。
ブラック企業は誰だって避けたいですし。
でも説明会で、「いえ、うちの会社は自由に有休をとることはできませんよ」なんて回答が返ってくると思いますか?
これこそ無意味な質問ではないでしょうか。。。
福利厚生に関するボンヤリした質問
福利厚生について聞く学生も多いですよね。
本当に気になっているのであれば質問したらいいと思いますが、的を絞らないボンヤリした質問をすると、会社の人はどう思うでしょうか。
「あ、この学生は他に聞くことが見つからないけど、とりあえず何か質問しとこうと思って福利厚生を持ち出したな」とバレます、確実に(笑)
そもそも説明会と選考に関係はあるのか
ここまではメインテーマにしていた質問について書きましたが、では説明会と選考は関係あるのでしょうか。
結論から言うと、関係がある場合があります。
なので油断は禁物です。
もちろんただの説明会という位置づけの会社もあります。
ですが会社側の立場で考えてみると、もし説明会を聞いていない学生が選考にくると「うちの会社の説明も聞かずになんで受けに来たのか?興味がないけどただ受けに来たのか?」と思ってしまうのは当然ですよね。
大っぴらに説明会に来た人のみ受験資格があるという会社もある
私が学生時代に説明会を受けた会社の一つは、説明会の最後にESを紙で配っていました。
つまり説明会に来た人だけがESのフォームを手に入れられるということです。
説明会で意欲的な学生についてメモを取る会社も
また、説明会に来た人で意欲的だと感じた人の名前を会社側が控えるケースもあります。
私が説明会を受けた会社は、控えている会社の人が学生が質問するたびに名前や質問内容を控えていました。
説明会が終わった後の時間に個人的に質問をするという手もあります。
これは顔と名前を憶えてもらう大きなチャンスだと思うのでお勧めです。
(もちろん片付けの邪魔になるので、短い時間で)
私も三菱重工を受けたときはそうしました。
結果内定を貰い入社しましたが、説明会の後に個別に説明してくれた人が最初の上司でした。
まとめ
説明会で質問はすべき、でも無意味な質問をガンガンするのは逆効果。
具体的な仕事をイメージすることに繋がる質問をしよう。
それが積極性のアピールにも繋がります。
それではまた他の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。